かんしゃく。
2-3頃に多くみられるかんしゃく。
感情を抑えられないで激しく怒り出すこと。
自我が芽生えて欲求が強くなってくるその時期をいやいや期とも呼びます。
年齢が増すにつれて減ってくる傾向にありますが、小学生になってもみられることがあります。
もちろん思春期にも感情を抑えられずに
急に怒り出したりすることも。
そのかんしゃくが度々みられる子は、
周囲から「この子は癇癪もちだ」
などとマイナスのイメージで見られやすい。
でも私は、こう考えるようにしています。
もちろん感情のコントロールがまだ未熟だ。
ということも考えられるのだけれど、
小さなその子の内にあるエネルギーが大きすぎて
自分ではどうすることもできずに
溢れ出してしまうのではないかと。
その子自身でもどうしたらいいかわからないのだから
周囲の私たちがどうしてあげたらいいかわかるはずはなく
できることはそばで見守ってあげることだけ。
責めるのでもなく、否定するわけでもなく
無理やり押さえつけることでもなく
一番戸惑っているその子を
「大丈夫だよ。いつかコントロールできるようになる。」
と信じてあげること。
そして、その溢れ出すエネルギーをそそげる何かを
一緒に見つけてあげること。