「怒り」・・信じることのできない先に
人と人とが存在しあうのに必要なこと。
「信じること」
「信じることのできなかった人」には
「信じるべき」だとわかったとき
とてつもないほどの大きな
悲しみ・絶望感
喪失感・後悔
懺悔・怒り
様々な感情が襲ってくる。
そして「信じてもらえなかった人」にも同様のものがやってくる。
「怒り」という映画があります。吉田修一原作。
感情のことを気にかけている私は、
みえない糸で引っ張られるように映画館へ・・。
題名から「怒り」がテーマだと思い込んでいた私は衝撃を受けました。
「信じることができない人」が相手が「信じるべき人」だと分かった時のダメージは
こころに収めきれない感情に襲われる。
その先に「自分への怒り」があった。
そして、映画ではもう一つメッセージがあった。
「信じてもらえなかった人」がやはり「信じてもらえない」時のダメージや
「信じることができた人」が相手が「信じるべきでない人」だと分かった時のダメージも
こころには収まり切れない程の感情が生まれる。
そして「人への怒り」へと形を変える。
それでも私は、「信じたい」と思う。
可能な限り「信じることができる人」でありたいと思う。
”疑うより信じていたい たとえ心の傷が消えなくても”
小田和正さんの「たしかなこと」の一節です。