さとりくん…五味太郎
五味太郎さんの絵本はよく目にしますが、まだまだ知らない絵本がありました。
1年ほど前に中央図書館で出会った絵本です。
とても印象に残りました。
だって、『さとりくん』は子どもたちの中,いるのですもの。
子どもたちは、もちろんみんなさまざまな性格や特徴をもっています。
おっとりやさん。しゃきしゃきちゃん。のんびりくん。
しっかりくん。おっちょこちょいさん。おもしろくん。マイペースさん。
ほんとうにいろいろなお子さんがいますが、だから楽しいのですよね。
その中でも『さとりくん』は、うまれつきさっとているとりです。
もののどおりがわかっているのです。
ちょっと変わってると思われがちです。
おそらくみんながワイワイ無邪気楽しんでいるのに
ちょっと離れたところでよそのほうを見ているような、
そんな子です。
でもそれでもいいのです。
大人になる成長の中で、いろいろな経験をし、たくさんの人に出会い、
少しずつみんなに溶け込むようになるかもしれない。
少しずつ変わっていくかもしれないし、
周りに合わせることを覚えるかもしれない。
それでいいんだよね。
kunisann