ことば
私には母親からの忘れられないことばがある。
そのことばで人生ががらりと変わったと確信するほど。
ある心理学者は、
「過去の出来事があるから今があるのではなく、
今の状況や行動にあうよに過去の出来事をあてはめている。
つまり経験の中から目的にあうものを見つけ出し、意味づけをしている。」
といっています。
その言葉で私のそれからの人生は悪い方へ流れていった。
ではなく、今の人生に納得していないことの理由を
過去に言われた「母のことば」のせいにしたのです。
と難しいことは抜きにして、なんであれ子どもの頃の大人のことばは、
すごく子どもに影響を与えるのではないだろうか。
その「母のことば」が少し違う言い方であれば、
私にとっての意味づけは良い方へ流れたかも・・・。
第1回座談会では、恩師などに言われたことばは、とても心に残っている
という話がでました。それらはとても「良いことば」でした。
第2回座談会では、親からのことばがけや行動で
心に残っていることはありますか?との質問をしてみました。
参加者には、「良い思い出より悪い思い出のほうが心に残っている」
との気づきがありました。
私たち大人は口から出す「ことば」に、責任をもっていなければならないかも。
それが「良い」か「悪い」かはもしかしたらことばを受けた側が決めるかもしれないけれど。
それでもその時、その時点で、相手を尊重する「善いことば」が必要。
相手が何歳の子どもでも、どんな大人でも。
kunisann